AIを使った生成塗りつぶしがPhotoshopに正式に導入されたよ!
わー!これでPhotoshopでも文字を入れるだけで合成写真が作れるね!
例年なら10月にあるアップデートですが、今年は9月に大きめなアップデートがあって、今回はPhotoshop2024 バージョン25.0になりました。
Photoshopの主なアップデート内容としては、
- PhotoshopでAIを使った生塗りつぶしが公式に使えるようになった
- 削除ツールがさらに便利な使い方ができるようになった
- コンテキストタスクバーの内容の幅が増えた
【2023年9月】Photoshop2024バージョン25.0のアップデート
詳しくは動画でも解説しているので、動画で見たい人はぜひそちらから見てみてください。
アップデートする方法はこちらで詳しく解説しています。
生成塗りつぶしが使えるようになった
生成塗りつぶしとは、Photoshopに文字で伝えるだけでAIを使って文字通りのものを作り上げてくれるものです。
今まではベータ版のPhotoshopでしか使えなかった生成塗りつぶし(旧GenerativeAI)が、今回のPhotoshopのアップデートで使えるようになりました。
さらに商用利用もOKになりました。
ベータ版のPhotoshopの場合は、商用利用はできない!
通常のPhotoshopをアップデートしてPhotoshop2024以降のみ商用利用OK!
生成塗りつぶしを使うときの注意事項もあるから気をつけてね!
人を傷つけたり、なりすましはダメなんだね!
詳しくはAdobeのサイトから
生成塗りつぶしでなかったものを追加
この写真に生成塗りつぶしを使って翼を加えていこう!
まず、どこに翼を加えるかPhotoshopに伝える必要があるので、選択系ツールを使って選択範囲で囲みます。
ざっくりでいいので、なげなわツールで囲みます。
そうすると、コンテキストタスクバーに『生成塗りつぶし』が出てくるので、クリックします。
そして選択範囲の中に何を加えたいか文字で入れて、生成をクリックします。
以前は英語しか対応していなかったが、日本語も対応できるようになった!
しかし英語で入れたほうが性能がいい場合もあり!
そうすると、Photoshopが写真に合わせて入れた言葉のものなどを加えてくれて、3つのバリエーションの中から選べるようになります。
あまり気に入らなかった場合はプロパティーで、もう一度生成をクリックすると新しく表示してくれます。
別のところをなげなわツールで囲んで、生成塗りつぶしを使えばまた別の範囲で加えることができます。
合成する写真を探して用意する必要もないから便利だね!
プリンセスの写真を撮って、生成塗りつぶしで背景や小物を変えたら楽しそう!
生成塗りつぶしでいらないものを消す
生成塗りつぶしで消す場合、少し想像して直す必要があるものなどきれいに消すことができます。
こちらの写真の被写体がかぶっている帽子を消していきます。
選択範囲を作って、コンテキストタスクバーの生成塗りつぶしをクリックします。
そのあとの文字を入れるところは、消したい場合空欄にして生成をクリックします。
そうすると、帽子を消すことができます。
AIが帽子がないときを想像して帽子を消してくれたの!?すごすぎ!
生成塗りつぶしで別のものと置き換える
生成塗りつぶしを使うと全く別のものに変えることもできます。
こちらのケーキの上に載っているラズベリーをいちごに変えたいときなど使うことができます。
では、ラズベリーを囲み、生成塗りつぶしをクリックします。
そして『いちご』と入れます。
そうすると、ラズベリーをいちごに変えることができます。
これならメニューが少し変わったときも写真を撮り直すも必要ないね!
生成拡張で切り抜きツールで大きさを広げるとAIで埋めてくれる
横幅が足りない写真で、写真の背景を広げたいときに生成塗りつぶしを使って埋めることができます。
ツールバーにある切り抜きツールをクリックして広げたい幅に伸ばし、上の塗りを『生成拡張』にしてEnterを押します。
そうすると生成塗りつぶしの力を使って、なかったところを想像して埋めてくれます。
これも想像してなかったところを埋めてくれるんだね!
削除ツールがさらに便利な使い方ができるようになった
削除ツールは以前のアップデートで登場した新しいツールで、消したいものなどなぞると消すことができます。
先ほどの生成塗りつぶしでも消すことはできるが、削除ツールの場合パッと消したいとき、消すときに想像力が必要ないときなどに使う!
塗る必要なく囲むだけで勝手に中も塗られる
今までは消したいものを全部塗る必要があったのですが、今回のアップデートから囲むと中まで自動で塗ってくれるようになりました。
削除ツールをクリックして、そして消したい船をクリックしてドラッグして周りを囲みます。
そして離すと、このように囲んだ範囲の中を自動で塗ってくれるようになったので、中でまで自分で塗る必要がありません。
これで上の〇をクリックします。
そうすると簡単に消すことができます。
大きいものを消したいときに中まで塗る必要がないから便利だね!
プラスの他にマイナスのブラシができた
各ストローク後に削除のチェックマークを外すと、削除ツールを使うときに1回1回ブラシを離しながら細かく丁寧に塗ることができるので、その分仕上がりもきれいになることが多いです。
そのときに、以前はプラスのブラシしかなかったのですが、今回からマイナスのブラシができて、塗りすぎたところを範囲外にすることができます。
写っている人を消すためにブラシで塗ったけど、途中で塗りすぎてしまったというときは、マイナスのブラシをクリックして塗ると範囲外になるので、塗る範囲を狭くすることができます。
そして上の〇をクリックすると、塗る範囲が小さくて、他のところも無駄に消えることなくきれいに仕上げることができます。
慎重に塗って消す必要があるときにマイナスブラシは便利!
コンテキストタスクバーでレイヤーマスクについての項目が増えた
レイヤーマスクをクリックしてからコンテキストタスクバーを見ると、マスクから削除とマスクに追加などレイヤーマスクに関することが出てきます。
マスクから削除をクリックして塗るとレイヤーマスクで言う黒で塗って見えなくなります。
そしてマスクに追加をクリックして塗るとレイヤーマスクで言う白で塗って見えるようになります。
密度で範囲が変わったり、ぼかしでぼかしたりすることができます。
レイヤーマスクなしの状態とありの状態が見れます。
そしてレイヤーマスクの見え方など変えることもできます。
え!もう白と黒のブラシで塗る必要ないじゃん!
でもやっぱり白と黒をすぐに入れ替えて塗れるショートカットキーのほうが早いよ!
【2023年9月】Photoshop2024バージョン25.0のアップデートまとめ
PhotoshopがアップデートしてPhotoshop2024バージョン25.0になりました。
そして主なPhotoshopのアップデート内容としては、
- PhotoshopでAIを使った生塗りつぶしが公式に使えるようになった
- 削除ツールがさらに便利な使い方ができるようになった
- コンテキストタスクバーの内容の幅が増えた
一番大きいのはやっぱりAIを使った生成塗りつぶしです!
文字を入れるだけで別のものに変えたりすることができるので、ぜひ使ってみてください!
コメント