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木の枝までうまく切り抜く方法ってないのかな?
Photoshopでは、写真によって、そして切り抜くものによって切り抜き方は変わってきます。
簡単に選択ができる選択とマスクを使っても、木の枝まで選択するのは難しいです…
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そういうときは背景とのコントラストを利用したアルファチャンネルで切り抜こう!
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コントラストを使って切り抜きできるの!?
アルファチャンネルでの切り抜きは、背景の色と被写体の色が全く違うことを前提とした切り抜き方です。
背景が空の青で、切り抜きたい被写体が青以外の赤など、色が被らない場合に使うことができます。
アルファチャンネルを使った複雑な切り抜き
動画でも詳しく解説してるので、ぜひ見てみてください。
※練習用の画像はYouTube概要欄に貼ってあります
- アルファチャンネルでコントラストが強いものを選ぶ
- コントラストをより強める
- 白と黒で塗る
- 元のレイヤーにレイヤーマスクする
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ポイントとしては、コントラストを強めて、レイヤーマスクをするという流れだよ!
アルファチャンネルでコントラストが強いものを選ぶ
アルファチャンネルとは、この写真にR・G・B、つまり赤・緑・青がどれぐらい含まれているか見ることができます。
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写真は赤・緑・青の光を放って、それによって人間の目で『写真』として見れるよ!
では、チャンネルをクリックします。
そうすると、RGB・レッド・グリーン・ブルーと4枚それぞれ分かれて並んでいます。
写真にどれぐらい赤・青・緑が含まれているか、というのを白と黒で表示してくれる!
レッド・グリーン・ブルーのチャンネルをそれぞれ見て、この中から背景と切り抜きたいもののコントラストが一番大きいものを選びます。
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今回の場合はブルーのチャンネルだね!
そしてブルーのチャンネルのところの白いところを選択したいので、⌘を押しながらブルーのチャンネルのアイコンをクリックします。
そして右下のレイヤーマスクのようなアイコンをクリックすると、新しくアルファチャンネル1というのが出てきます。
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アルファチャンネル1の白と黒のコントラストを使って切り抜いていくよ!
コントラストをより強める
アルファチャンネル1をクリックして、上のイメージ▶︎色調補正▶︎トーンカーブをクリックします。
まず一番暗いところを、より暗くしたいので、左下の点をそのまま右にスライドします。
そして逆に明るめのところをより明るくするために、右上の点をそのまま左にスライドします。
真ん中のほうは、写真をアップにして丁度黒と白の境目を中心に見てカーブを動かします。
やりすぎると、あとで選択範囲がガタガタになってしまうので、ちょうどいいところを探してストップ!
白と黒で塗る
ここからさらに白と黒をはっきりさせるために白と黒のブラシで塗っていきます。
では、ブラシを黒にして塗っていきます。
境目は、白いところまではみ出て塗らないためにもブラシをオーバーレイにすると、グレーのところが塗りやすくなります。
暗めのところを黒で塗ると黒くなりますが、真っ白のところを塗ろうとしても塗ることはできない!
そしてブラシを白に変えて、空を塗っていきます。
そうすると、このようにがっつり白と黒で分けることができます。
元のレイヤーにレイヤーマスクする
白と黒にはっきり分けることができたアルファチャンネル1を写真のレイヤーマスクとして使っていきます。
⌘を押しながら、アルファチャンネル1のアイコンをクリックして選択します。
そして、レイヤーをクリックして、写真のあるレイヤーパネルに戻ります。
そして、そのままレイヤーマスクをクリックすると、先ほど選択した範囲のところをレイヤーマスクで切り抜きができます。
このままだと切り抜きたいところが反対なので、レイヤーマスクをクリックして⌘+Iを押して反転させます。
そうすると、このように切り抜きができました。
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アルファチャンネルを使った複雑な切り抜きまとめ
アルファチャンネルを使って木の枝など細かい切り抜きをする方法を見てきました。
レッド・グリーン・ブルーのチャンネルで一番コントラストがはっきりしているものを選び、またさらにコントラストをつけてレイヤーマスクにします。
被写体と背景のコントラストがはっきりする場合は、ぜひアルファチャンネルを使って切り抜きをしてみてください。
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アルファチャンネルで切り抜き意外と簡単だったね!
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