2022年8月にリリースされたPhotoshop 23.5.0のアップデートがありました。
今回は小さめなアップデートだけど『被写体の選択』の精度がぐっと良くなったよ!
今まで切り抜くとき大変だった、動物の毛や小さな隙間までしっかり選択できるようになったので、今まで以上にきれいに切り抜きができるようになります。
それ以外にもPhotoshopの小さなアップデートがいくつかあるので見ていこうと思います。
【2022年8月】Photoshop 23.5.0のアップデート内容
動画でも詳しく解説してるので、ぜひ見てみてください。
※練習用の画像はYouTube概要欄に貼ってあります。
- 『被写体を選択』が2つから選べるようになった
- Photoshopの一部を落ち着いた色に変えられるようになった
『被写体を選択』が2つから選べるようになった
切り抜きをするときによく使う『被写体を選択』ですが、クイック選択ツール、オブジェクト選択ツール、自動選択ツールのどれかをクリックして『被写体を選択』をクリックすれば選択ができていました。
今まではうまく選択できないことも多くて、やり直しが必要なこともよくあったよね…
今回のアップデートにでは、『被写体を選択』をデバイス(高速)とクラウド(詳細な結果)の2つから選んで選択できるようになり、選択の精度がよりよくなりました。
- デバイス(高速)
今まで通りパッと選択することができるが、きちんと選択できないことも多い - クラウド(詳細な結果)
少し時間はかかりますが、きれいに選択することができる可能性が高い
同じ写真を使ってどっちも比べて見ていこう!
隙間がある被写体の切り抜き
では、このアイスと手の切り抜きをしていこうと思います。
指と指の隙間の選択が難しそうだね…
- デバイスでの切り抜き
指と指の間の隙間を選択せずに選択して切り抜いてしまう - クラウドでの切り抜き
しっかり隙間は選択範囲外として認識して切り抜きができました。
隙間がある切り抜きをする場合はクラウドが便利だね!
背景と同じ色の切り抜き
では、こちらのコップを切り抜いていきます。
コップも背景も白だから今までは選択が難しかったんだよね…
- デバイスでの切り抜き
背景の白いところも少し選択されて一緒に切り抜きをしてしまう - クラウドでの切り抜き
コップだけきれいに選択して切り抜くことができる
切り抜きたいものと背景の色が同じ場合もクラウドを使うと便利だね!
動物切り抜き
この写真に写る犬を切り抜いていきます。
いやいや、ふわふわな犬の毛とか1クリックで絶対うまく切り抜けないよ!
今までは動物のふわふわした毛は被写体を選択を使ってもきれいに切り抜きができなかったので、自分でブラシを使って直したりする必要がありました。
- デバイスでの切り抜き
ふわふわな毛がざっくり切り抜かれてしまう - クラウドでの切り抜き
ふわふわの毛も自然と拾ってくれるのでこれだけでもいいかんじに切り抜きができる
えー!衝撃的すぎる!ふわふわな毛がある被写体はクラウドがめちゃくちゃ便利じゃん!
人物切り抜き
では、写真に写る人物切り抜きをしていきます。
もしかして人物の髪の毛も1ミリのズレもなく切り抜けるの!?ワクワク!
- デバイスでの切り抜き
指の間の隙間は選択できていないが、髪の毛がギリギリまで選択できている - クラウドでの切り抜き
指の間の隙間がきちんと選択されるが、髪の毛はギリギリまで選択できていない
え…クラウドでの切り抜き期待してたのに…ちょっと残念…
人物切り抜きの場合は一概に『クラウドのほうがいい』とは言い切れないから、どっちも試してみるといいよ!
Photoshopの一部を落ち着いた色に変えられるようになった
今まで右上にある共有のボタンが青く光っていて、結構目立っていたと思いますが、これを落ち着いた色に変えることができるようになりました。
- マックの場合、Photoshop▶︎環境設定▶︎インターフェイス
- Windowsの場合、編集▶︎環境設定▶︎インターフェイス
にいきます。
そしてニュートラルカラーモードにチェックマークをつけてOKをクリックします。
そうすると、青かった共有のボタンがグレーになります。
青くて目立ちすぎる場合は、変えてみてね!
【2022年8月】Photoshop 23.5.0のアップデート内容まとめ
2022年8月にあったアップデートの内容について見てきました。
アドビアップデート情報公式ホームページはこちら
今回は、『被写体を選択』が2つになって、切り抜きの精度が上がったことが一番大きいですよね。
まだアップデートしていない人は、ぜひアップデートして見比べてみてください!
これで切り抜きもサクサク進みそう!
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