デスクトップ版ライトルーム(Lightroom Classic)での特定の部分の色を変える方法を解説します!
選択した範囲の明るさや彩度だけでなく、色相自体をがらっと変えることができる新機能です!
「部分的な色調補正」は、2020年6月期のアップデートで追加された新機能だよ!
Lightroom Classic 一部の色の変え方【部分的な色調補正】
⇧一面黄色の菜の花の中で1つだけ青紫色にしてみました!
アプデ前は黄色だったら黄色全部の色を変えるか、選んだ範囲の明るさや彩度を変えるしかできなかったね。
- 色を変えたい部分を選択
- 色相スライダーで色変更
1. 色を変えたい部分を選択
色を変えたい部分を選択する方法は3つ。
- 補正ブラシ
- 円形フィルター
- 段階フィルター
選択したい部分の形に合わせて使うマスク機能を選びます。
- 円でさくっと選択できそう→円形フィルター
- 広い範囲でグラデーションもかけたい→段階フィルター
- それ以外→補正ブラシ
それぞれの使い方をさくっと解説していきます!
補正ブラシ
補正ブラシをクリック。
ブラシのように色を変えたいところを塗っていきます。
自動マスクにチェックを入れるとブラシで塗るとき、はみ出しにくくなります。
一番直感的にできるかも!ブラシのサイズなどの設定もできるよ!
円形フィルター
円形フィルターをクリック。
クリックしてドラッグで円を作ります。
初めは円で囲ったところ以外に効果があらわれるようになっているので、円の内側を編集したければ「反転」を押します。
段階フィルター
段階フィルターをクリック。
クリックしてドラッグで3本の線が現れます。
4つの領域に分けられるのでグラデーションでかけたい範囲に合わせて大きさや角度を調整しましょう。
- 1つ目:完全に効果かかる
- 2つ目:1つ目の範囲に向けてグラデーションでかなり効果かかる
- 3つ目:2つ目の効果よりさらに弱まったグラデーションでかかる
- 4つ目:効果なし
補正ブラシ・円形フィルター・段階フィルター全てに範囲マスクという機能があります。
範囲マスクを使うと、選択した範囲の中でさらに「カラー・輝度・深さ」によって、細かく選択することができます。
2. 色相スライダーで色変更
選択部分を選ぶと、選んだ範囲だけを編集できる基本補正のパネルが出てきます。
その中の色相とかいていあるスライダーを動かすと選んだ範囲の色が変わります。
上の参照色相バーは選択した範囲のもともとの色が中央。
下の色相スライダーは横に動かして、参照色相バーの変えたい色のところに合わせましょう。
細部の調整を使用にチェックを入れると、スライダーの動きが遅くなって微調整ができるよ!
どんなときに使う?
赤い服を着た女の人の唇の色は変えないで服の色だけ変えたいときなど特に有効です。
また、赤から緑など全く違った色にすることも可能!
アップデート前でも「HSL・カラーミキサー」を使えば、色を変更することができました。
けれど、HSLやカラーミキサーの色相で変更すると、写真の中の一部の赤だけを変更したいのに、すべての赤い部分の色が変わってしまったのです。
そういうときは今までならPhotoshopにいくしかありませんでした。
一部の色の変え方チュートリアル動画
YouTubeでも解説したので動画で見たい方は動画で見てください!
Lightroom Classic 一部の色の変え方【部分的な色調補正】まとめ
2020年6月期のLightroomアップデートより追加された新機能の「部分的な色調補正」は今までPhotoshopにいかなければできなかった編集を可能にしてくれました。
選択したところだけの色を変えることができるのでとっても便利!
写真現像のときにぜひ使ってみてください。
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