Photoshopの『背景レイヤー』と『レイヤー』の違いについてまとめてみました。
写真をPhotoshopに取り込んだ時ってその写真のレイヤーは『背景』と出てきますよね?
ですが、新規レイヤーを足すときは『レイヤー』と出てきます。
ではその『背景レイヤー』と『通常レイヤー』は何が違うか今回やっていきます。
- 通常レイヤーと背景レイヤーの違い
- 通常レイヤーと背景レイヤーの便利なところ、不便なところ
- 背景レイヤーからレイヤーにする方法
背景レイヤーと通常レイヤーの違い
YouTubeでも解説したので動画で見たい方は動画で見てください!
通常レイヤーとは?
レイヤーの種類はたくさんありますが、ただの『レイヤー』というと写真だったり、透明な何もないレイヤーがあります。
例えば今回はこの写真を使っていきますが、これもレイヤーです。
レイヤーができることはかなりざっくり分けると3つあります。
- レイヤーの順番を変えられる
- 拡大、縮小、移動できる
- 不透明度や描画モードが使える
レイヤーの順番を変えられる
まずはじめにレイヤーの順番を自由に変えられるということです。
レイヤーの順番を変えられるということは、作ってる途中でもやり直しが利きます。
拡大、縮小、移動できる
次にレイヤーを自由に拡大、縮小、動かすことができるということです。
さらにそのままレイヤーを動かすこともできます。
不透明度や描画モードが使える
不透明度はレイヤーをどんどん透明にして、下のレイヤーを見えるようにすることができます。
描画モードは白、黒、50%グレーなどによって写真の見え方を変えられます。
背景レイヤーとは?
背景レイヤーとは、Photoshopに取り込んだ写真や新規で作成するときの1枚目は『背景レイヤー』として勝手に設定されます。
さらにもう一枚写真を取り込んだとしても『背景』とはならずに『レイヤー』となります。
つまり、Photoshopに取り込んだ1枚目だけが『背景』レイヤーになるということです。
さらに、新規作成からやっていくと写真は取り込んでないけど元となるレイヤーが『背景』となってるのがわかります。
これもあとから写真を読み込んでも1枚目以降は全て『レイヤー』になります。
では、背景レイヤーはどんなことができるのかというと、一言で言えばほとんど何もできないんです!
『背景レイヤー』は背景としてありのままいるのが特徴なのです。
レイヤーでできることも背景レイヤーだとできないことがほとんどです。
レイヤーと違って背景レイヤーができないことをまとめてみると、
- レイヤーの順番を変えられない
- 拡大、縮小、動かせない
- 不透明度や描画モードが使えない
レイヤーの順番を変えられない
順番が変えられないのは、『背景レイヤー』には右側にロックマークがついているからなのです。
このロックマークがあるとレイヤーが固定されるので順番を変えることができません。
拡大、縮小、動かせない
そして拡大、縮小、そして動かそうとしてもできないんです。
不透明度や描画モードが使えない
不透明度や描画モードもクリックできなくなっていて、使うことができません。
通常レイヤーと背景レイヤーの便利なところと不便なところ
通常レイヤー
- レイヤーの順番を変えられる
- 拡大、縮小、移動できる
- 不透明度や描画モードが使える
1枚1枚のレイヤーを自由自在に操れるので、間違っても修正が利きやすいのがポイントです!
- レイヤーを固定できない
自分で鍵マークをつければ固定させることができますが、勝手には固定されません。
自分で鍵マークを付けるには、固定させたいレイヤーをクリックして鍵マークをクリックします。
背景レイヤー
- レイヤーを固定できる
レイヤーが勝手に固定されるので、間違って動かしてしまったり、キャンバスのサイズを変えてしまう心配もありません。
- レイヤーの順番を変えられない
- 拡大、縮小、移動できない
- 不透明度や描画モードが使えない
ということで、『背景レイヤー』は『レイヤー』と比べるとできることが少なく、『背景レイヤー』にしておく必要性もあまりありません。
レイヤーの順番を間違えて変えたり、大きさを変えたり、動かしたりしたくないときは『背景レイヤー』にしておくといいでしょう。
ですが、それ以外なら、背景レイヤーにするメリットはほとんどありません。
キャンバスのサイズを変えたくないときにわざと白塗りの背景レイヤーを置きっぱなしにしたりもするよ!
背景レイヤーからレイヤーにする方法
では、『背景レイヤー』から『レイヤー』に変える方法をやっていきます。
右クリックから変更
背景レイヤーをクリックしてから、右クリックをすると『背景からレイヤーへ』とクリックすれば変えることができます。
鍵マークをクリックして変更
もっと簡単な方法だと『背景レイヤー』の横にあるロックマークをクリックして外すだけで『レイヤー』に早変わりします。
背景レイヤーと通常レイヤーの違いと変更する方法【Photoshop】まとめ
「背景レイヤー」にしてしまうとPhotoshopのレイヤー機能を使いこなすことはできません。
一番下の土台の背景として置いておきたい写真があるときは「背景レイヤー」にしておけば間違って消してしまったり、サイズを変えてしまう心配がないので安心!
逆にそれ以外の写真は背景レイヤーではなく通常レイヤーにした方が使い勝手がいいです。
コメント
「背景レイヤー」と「通常レイヤー」の違いがよく理解できました。
フォトショップを学び始めたばかりで勝手に出てくる背景レイヤーを「何か大事なもの」「触れてはいけないもの」と思っていましたが、そうではないことが分かりました。
コメントありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです!