
写真をもっとドラマチックな感じに仕上げたいんだけど、どうすればいいんだろう…
風景写真など撮ったけど、いまいちパッとしないこともありますよね。
そういうときに使えるテクニックが、オートン効果です。
オートン効果は、水彩画のようにほわっとしたイメージに仕上げることができる
本来ならはっきりした写真を1枚、そしてボケた写真を1枚用意しなくてはいけないのですが、Photoshopならはっきりした写真が1枚あれば簡単に作ることができます。
写真をふんわり仕上げたい人は、ぜひやってみてください!

オートン効果を使って普通の写真を絵画っぽく仕上げてみよう!
オートン効果のチュートリアル動画を見る
動画で1つ1つ解説してるので、動画で見たい人はそちらから見てみてください。
オートン効果とは?

そもそもオートン効果って何なの?

じゃあ、Photoshopで始める前にオートン効果とは何か見てみようか!
オートン効果とは、写真をふわふわっとした雰囲気にするテクニックで、1980年代にマイケル・オートン(Michael Orton)というフォトグラファーが写真を水彩画のようなイメージにするために始めたテクニックです。
詳しくはマイケルオートンのホームページで見ることもできます。
Photoshopでオートン効果を作る方法
オートン効果のやり方はいくつかありますが、今回はその中でも簡単にできる方法を見ていきます。
- 写真を複製
- レイヤーをぼかす
- 描画モードを変更
- レイヤーマスクで反映したいところだけ塗る


以上の4ステップ!早速細かく見ていこう!
写真を複製
今回はこの写真を使ってオートン効果をかけていきます。
まず写真を複製するために⌘+Jを押します。
そして、このレイヤーにボケ感を加えていくのですが、あとからでもやり直せるようにこのレイヤーをスマートオブジェクトにします。
では、右クリックしてスマートオブジェクトに変換をクリックします。
レイヤーをボカす
スマートオブジェクトにしたレイヤーをぼかしていきたいので、フィルター▶︎ぼかしガウスをクリックします。
ぼかしすぎると、オートン効果が弱まってしまうので、ちょっとボケるくらいの10くらいにします。


ここはあとからでも直せるから、とりあえずな数字でOK!
描画モードを変える
では、先ほどぼかしたレイヤーの描画モードをスクリーンに変えます。
そうすると、スクリーンの少し明かるくするという特徴によって、このようなふわふわっとしたイメージに仕上がりました。
ちょっとやりすぎかなーと思った場合は、不透明度を下げると少し抑え目にすることができます。
あとは、スマートオブジェクトにしているので、ぼかし具合もあとから変えることができて、それによって少し見え方も変えることができます。
ぼかしガウスにいくときは、レイヤーの下に出てくるのでダブルクリックして、調整し直します。
レイヤーマスクで反映したいところだけ塗る
写真全体にホワっとしたかんじにしたい場合はこれで終わりにしてもいいのですが、写真の一部だけ反映したいという場合は、レイヤーマスクを使っていきます。
では、ぼかしをかけたレイヤーをクリックしているのを確認して、レイヤーマスクをクリックします。
そして、このままだと白のレイヤーマスクで全て反映しているので、レイヤーマスクを反転して黒にします。
では、レイヤーマスクをクリックして、⌘/Ctrl+Iで反転させて黒にします。
そして、レイヤーマスクをクリックしてるのを確認して、白のソフト円ブラシで流量を少し落として、オートン効果を反映させたいところを塗っていきます。
そうすると、写真の一部だけオートン効果を反映させることができました。


夜の夜景写真もオートン効果を使ったら、もっと幻想的に見えるの?


ライトアップされてる写真も同じようにオートン効果をかけると…


こんなかんじに仕上がるよ!


わー!すごい幻想的!これで普段の写真がもっと楽しくなりそう!
【幻想的な雰囲気の写真レタッチ】Photoshopでオートン効果を作る方法まとめ
Photoshopでオートン効果を作る方法を解説しました。
幻想的な雰囲気に写真加工・編集するために最高のテクニックなので、写真がぱきっとしていてちょっと物足りないときなどにぜひ使ってみてください!
コメント