Photoshopの塗りつぶしツールについてまとめました。
塗りつぶしツールって、バケツのアイコンだよね?
背景を塗りつぶすのに使うの?
背景だけでなく、いろんなところが塗りつぶせるよ!
ペイント系のアプリでよく見るバケツアイコンで直感的に塗りつぶしとイメージできる塗りつぶしツール!
しかし、細かい設定をしないと思ったように塗りつぶせないこともあります。
そんな塗りつぶしツールを詳しく解説したので、徹底的に理解して使いこなしましょう!
✔記事の内容
- 塗りつぶしツールの使い方
- 塗りつぶしツールの使い道
Photoshopの塗りつぶしツールの使い方と使い道徹底解説!
YouTubeでも解説したので動画で見たい方は動画で見てください!
塗りつぶしツールの基本的な使い方
- 塗りつぶしツールを選択
- 塗りたいところをクリック
塗りつぶしツールの使い方はいたってシンプル!
1.塗りつぶしツールを選択
塗りつぶしツールはバケツからペンキがはみでてるようなツールです。
塗りつぶしツールがない人は、・・・を長押しして選びます。
または、グラデーションツールと一緒に入っています。
2.塗りたいところをクリック
あとは塗りたいところをクリックするだけ!
新規レイヤーをクリックすれば、一面が一色に塗りつぶされます。
選択範囲で囲んだところをクリックすれば、囲んだ範囲だけが塗りつぶされます。
ラスタライズされた写真レイヤーをクリックすれば、写真を塗りつぶしも可能!
写真の塗りつぶしは細かい設定のところで一緒に見ていこう!
塗りつぶしツールの細かい設定
そして左上の設定から説明していきます。
描画色・パターン
『描画色かパターン』が選べます。
『描画色』にした場合、ツールバーの下の2色あるところの左側になっている色で塗り潰されます。
『パターン』にした場合は、色ではなく柄で塗り潰されます。
右にパターンの種類が出てくるので、自分の好きな柄を選んでそのパターンで塗りつぶします。
モード
モードは描画モードのように白、黒、50%グレーに合わせてその塗りつぶしが変わっていきます。
不透明度
不透明度は完全に真赤にしてしまうか、それとも透明感を出すかということです。
許容値
許容値とは、「クリックしたところをどれくらい近い色まで塗りつぶすか」ということ。
255が最大で数字が大きければ大きいほど全体的に塗りつぶされます。
ですが、数字が小さければ小さいほど塗りつぶしたそのピクセルに近いものが塗りつぶされていきます。
例えば、左下が許容値32、真ん中が許容値100、右下が許容値255で、どんどん塗りつぶされる範囲が広くなっていくね!
アンチエイリアス
アンチエイリアスは、「塗りつぶしたまわり(境界線)がギザギザになるか、中間色を使ってぼやっと滑らかになるか」ということ。
例えばこの写真の小さな点をアップにして塗りつぶしていくと・・・
アンチエイリアスのチェックマークありで塗りつぶすと周りが真っ赤だけでなく薄い赤で囲まれて円が滑らかに見えます。
逆にアンチエイリアスのチェックマークなしの場合で塗りつぶすと、赤一色で塗りつぶしているのでピクセルの形に合わせて周りがギザギザになっていますね!
こんなかんじでアンチエイリアスはまわりのピクセルを滑らかに塗りつぶしてくれるのかということです。
隣接
隣接は「同じ色の範囲が線で囲まれた部分の中か囲まれた場所以外も塗りつぶすかどうか」ということ。
例えばここに丸を書いたとします。
丸の中だけを塗りたい時、隣接のチェックマークをつけて塗りつぶすとうまく丸の中だけが塗り潰されました。
ですが、隣接のチェックマークが外れている場合、丸の中をクリックしても全体が塗り潰されてしまうのです。
これは丸の中も外も同じ色で認識されて、丸の中も外も水色で塗られてしまうということです。
隣接は、しきり関係なくクリックしたところと同じ色を塗りつぶす!
なので、「丸の中が白で丸の外が白以外の別の色」だっとして、隣接のチェックマークなしで塗りつぶしたとしても、塗りつぶす場所として選んだのが丸の中の場合、丸の中だけが塗り潰されます。
色が違ったら、隣接のチェックマークは関係なくなるね!
すべてのレイヤー
そして全てのレイヤーは「今ある全てのレイヤーの色のデータに合わせて塗りつぶすか」ということ。
例えばここに1枚の写真のレイヤーと何もない新規レイヤーがあるとします。
全てのレイヤーにチェックマークが入っている場合、新規レイヤーで塗りつぶそうとすると一部しか塗りつぶすことができません。
ですが、全てのレイヤーにチェックマークが入っていない場合、新規レイヤーは全て塗り潰されます。
これは全てのレイヤーのチェックマークなしということは、何もない新規レイヤーだけを取り上げているということなので、他のレイヤーに影響されずに塗りつぶされます。
塗りつぶしツールの使い道
塗りつぶしツールの使い道は主に2つあります。
- 一部の色を塗りつぶしたい時
- 一部をマスクで塗りつぶしたい時
では1つずつ見ていきましょう。
一部の色を塗りつぶしたい時
例えば、こんなかんじでイラストをブラシで書いたとします。
今は黒い線しかないけど、これを塗っていくときに塗りつぶしツールが便利なんです。
新しいレイヤーで色を付けたい場合は、「すべてのレイヤー」にチェックを入れないとできません!
一部をマスクで塗りつぶしたい時
例えばこの写真の中のこの丸いところを明るくしたいとします。
一部だけ変化をさせるのにマスクを使います。
マスクについて詳しく知りたい人はこちら!
最初にトーンカーブを使って明るくしたいところを明るくします。
写真全体が明るくなりますが、あとでマスクを使うので心配ありません!
そしたら円形選択ツールを使って、明るくさせたいところ丸く囲みます。
そしてマスクをクリックして反転させます。
楕円形選択ツールで選択した範囲を塗りつぶしツールで塗りつぶしていきます。
マスクが黒くなっているので、白の塗りつぶしツールで丸く囲んだところをクリックするとそこが白くなって、明るくなります。
こんな感じで普通に色で塗りつぶす意外にもマスクで塗りつぶしツールを使う方法もあるんです。
Photoshopの塗りつぶしツールの使い方と使い道、徹底解説!まとめ
塗りつぶしツールはアイコンからも簡単に使えるイメージです。
しかし、細かな設定によっては塗りつぶしたいところが塗りつぶせず全体が同じ色になってしまったりします。
どういう設定をしたらどんな塗りつぶしになるのか、ぜひいろいろ試してモノにしてください!
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